眼科医による目の健康クイズブログ


目の健康をクイズ形式で出題します!眼科専門医&WHOが提唱した『セルフメディケーション』を広めるセルフメディケーターとして活動中! 

2013年09月

キャプチャ

9月21日(土)~23日(月)に開かれる日本緑内障学会に参加するため

明日から東京に出張です!


いざ東京に出張となると、いろいろと東京でしかやれない他の仕事も入ってしまいます。


今回も明日の夜は医師国家試験の講師をしているMECで来年度の打ち合わせがあったり

21日にはあるセミナーにも顔を出すことになっていたり。


でも明日から東京といっても、明日の午前は普通に外来をしてそれから出張です。


最近ありがたいことに、眼科の他の専門分野で取り上げられることも多くなってきているんですが、

本当の自分の専門は『緑内障&緑内障(+白内障)手術』と思っているので

今回の学会はど真ん中の学会なんです!


せっかく休みをもらうので、しっかり学会で勉強してこようと思っています!

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加藤浩晃(眼科専門医、セルフメディケーター)
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昨日に引き続いて今日も眼底検査の話です。


昨日も書いた(眼底検査は体の病気もわかる?)ように眼底を見ることで

網膜(見たものが映るところ)、眼の奥の血管(網膜血管)や神経(視神経)を

診察することができます。


最近では、人間ドックや健康診断で眼底写真がセットになっていることも増えています。

これが実際の眼底写真ですが、

正常①

背景の茶色いところが網膜(目から入ったものが映るところ)

赤い線が眼の奥の血管(網膜血管)、

右側の黄色い丸いものが視神経です。



で、今日のクイズは、

「眼底写真では網膜剥離はわからない?」

です。


網膜剥離というのは上の写真の茶色いところ(網膜)に穴が開いてめくれてしまう病気です。

めくれてしまった部分は見えなくなってしまうので、

網膜が全部めくれてしまうとほとんど失明になってしまいます。


この病気は人間ドックや健康診断でとられる眼底写真ではわからないのでしょうか?

正解は・・・





















です!


実は眼底写真だけではほとんど網膜剥離を見つけることはできません!


網膜剥離は先ほど説明したように網膜に穴が開く病気ですが、

実はこの穴の開く場所が網膜の周辺部で眼底写真が写らないところであることが多いためです。


眼科医が行う眼底検査では目の中の眼底をくまなく診察することができるんですが、

眼底写真では目の中の血管(網膜血管)や神経(視神経)の

一番大事な中心部分のみ撮影しているだけなので、うつってこないことが多くなります。


網膜剥離

これはだいぶ周辺にある網膜剥離の穴をがんばって眼底写真で撮ったところです。

上の丸くあいているところが穴で、その周辺の白いところがめくれてしまった網膜です。


写真で無理やり写そうとすると、患者さんの瞳を開く目薬を使って(散瞳して)、

穴があるところがわかった上で狙ってうつさないと難しいです。



さんざん網膜剥離は眼底写真でうつせないと言いましたが、

でも、網膜剥離もだいぶ進行したら眼底写真に写すことができます。

58

これが進行した網膜剥離の写真で、

網膜がめくれているところ(白くなっていたり浮いているところ)が右下から中央部にみえます。

けどこうなっているとだいぶ視力がさがっていたり、見えないところが出てきているので

ここま出の状態になるまでほっておくことは考えらないと思います。


網膜剥離には特徴的な初期症状があります。

飛蚊症といって目の前に黒いものやもやーっとしたものが見えるようになる症状です。


飛蚊症がすべて網膜剥離につながるわけではなく、

生理的な(年齢の変化による)ものがほとんどなのですが、

飛蚊症がある場合はぜひ一度眼科に受診して眼底をくまなく診察してもらうことをお勧めします!

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加藤浩晃(眼科専門医、セルフメディケーター)

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『眼底検査』って知っていますか?

眼底検査は目(眼球)の中を見る検査のことです。


眼の奥の血管(網膜血管)や神経(視神経)を診察することができるので、

そこから目の病気を見つけたり病気の進行度を判定したりすることができます。


今日のクイズは

この眼底検査で、当然目の病気はわかりますが、

「眼底検査で体の病気もわかる?」

ということです。


正解は・・・





















です!


眼底検査では目の病気だけではなく体の病気がわかるものもあります!



眼は神経や脳など体の様々な部分と連携しながら働いているので、

他の病気の影響を受けて眼が悪くなることがあるためです。


例えば糖尿病は体の中の細い血管が弱くなり、血の巡りが悪くなってしまう病気ですが、

目の奥には糖尿病で被害を受けやすい細い血管がたくさん集まっています。

これらの血管がダメージを受けると目の奥では出血や白斑、浮腫として観察されます。

そのため、糖尿病の進行具合のチェックとして眼底検査が行われています。

高血圧も体内の血管がもろくなって詰まったり切れたりしやすくなる病気なので、

眼の奥の細い血管の診察から病状を把握することができます。

血管自体を見ることで体内の血管がどのくらいの血圧の影響を受けているかの推察します。


脳内に腫瘍や出血・梗塞などがあった場合も視覚に異常をきたすことがあります。


脳腫瘍で頭蓋内圧が高くなっている場合は

視神経乳頭がうっ血(うっ血乳頭)していることで発見できたりもします。


眼底検査ではカラダの病気を血管や神経から見つけたり判定したりすることができます。

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歳を過ぎたら一度は眼底検査を受けるといいと思います。






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最近はスマートフォンがかなり普及しています!


DocomoからもiPhoneが発売されるようになって、

いままでガラケーだったけど、いよいよスマートフォンに替えるという人も多いんじゃないでしょうか。


私自身もiPhoneユーザーで、

外出時に仕事のメールやWebでのちょっとした調べものに大いに役立っているのですが、

スマートフォンを使い出してから目が疲れやすくなった気がしませんか?


ただ単に年のせいなのかもしれませんが・・・


ということで、今日のクイズは

『スマートフォンはパソコンよりも目が疲れる?』 

です。

正解は・・・





















です!


これはスマートフォンがパソコンよりも画面を近くの距離で見てしまっているためなんです!


新聞や本・雑誌を読むときは目から約40cmの距離で見ていますが、

スマートフォンを見ているときは目から約20~30cmの距離だそうです。

すなわち、スマートフォンは画面までの距離が近い。


実は私たちの目は近くを見れば見るほど疲れます!

それは目の中の毛様体というところの筋肉が、近くを見るときに働いているからです。
目の構造
その距離が近ければ近いほど毛様体の筋肉(毛様体筋)への負荷が加わってしまうため、

筋肉痛として目の奥の痛みが生じてしまいます。

そして、毛様体筋が疲れ切ってしまうとかすみ目や疲れ目の症状が出現するのです。

この目の奥の痛みや疲れ目、かすみ目の状態を『眼精疲労』と言います。


また、この毛様体筋に連続して付加がかかっていることは

大人になっても進行する近視の原因とも考えられています。


スマートフォンで疲れないための対策としては、

ついつい近づけてみてしまいがちですが、文字サイズを大きくしていつもより話し気味にして見たり、

近く用に合わせた眼鏡を装用したりすることが大切になってきます。

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昨日のブログで大学の学会に参加してきました!という話をしましたが、

来ていた先輩の先生と話すと、眼科以外の話もいろいろと教えてもらってきました


いろいろって何かというと、それは『開業』のこと。


医者は大きく2つ、

どっかの病院とか医院に勤務する『勤務医』と

自分で病院を作るぞーということで建てて院長になる『開業医』に分けられます。


自分の大学では去年から今年にかけて開業ラッシュです。


それはなぜかというと、来年に所属大学の教授の定年退職があるためです。

普通の企業で言うと、社長が定年退職するって感じです。


普通の企業では社長は定年退職しないと思うんだけど、それは置いといて

トップの交代が迫っているんで

だんだんと中堅どころの先生は開業して自分の城を持っているという感じです。


で、去年から今年に開業した先生と話をしていたのですが、

「だいたい1日に何人くらい患者さんが来たら儲かっているクリニックになると思いますか?」

1.20人

2.40人

3.60人

4.80人

スタッフの人が5人くらい。

検査とか受付とかで雇っているクリニックを考えてみてください。


正解は・・・
















の前に、僕自身が質問された時の答えは3でした。

でも正解は・・・
















2らしいです。


5人くらいのスタッフなら、1日に40人くらい患者さんが来れば十分儲かるらしいです。

1日40人というのは午前と午後あわせてです。


今、自分自身は、外来で午後だけで60人以上診察するときもあるのに・・・

だいぶ病院に儲けさせているのだなぁと思いました。


現に、今年の5月に開業した先生はまだ開業して4か月しかたっていないのに

だいぶと儲かってしまって2店舗目の医院を作る予定らしいです。


かなりびっくりした話でした!

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